今回は、初の寄稿して頂いた記事になります。
「○○ウィズにすらまともなマーカーSSの記載がない。もっと世にマーカーSSの素晴らしさを伝える必要があるっ!!」とフェ🉂さん から熱いお言葉を受けまして 寄稿記事を頂きました。
大っ変参考になる記事ですので、マーカーSS上手に打てるようになりたいなぁとか、根っこから理解したいんだよなぁ・・!と思った方は是非読んでみて下さいっ\(^o^)/
はじめに
–以下、フェニさんから頂いた文章を一部キララが校正–
以前youtubeに投稿した解説動画を記事にしたものです。当時の動画が一部わかりにくい部分があったり、時間が経っていることも踏まえて記事のほうでまとめなおさせていただきます。
現時点(2019/04/13)で、マーカーSSについて自分が知っている限りのことを記しましたので、過去動画よりは内容が濃くなります。(必要があり次第、追記いたします)
以下、過去動画 (読み終わったあとにでも見て下さい)
マーカーSSの大まかな解説
マーカーSSは現時点ではエデン、高杉、躯(コラボ)が所持している種類のストライクショットです。躯も基本的な部分は高杉SSに似ていますが、本記事では彼の存在を省かせて頂きます。お許しください
マーカーSSとは、つまるところ 壁に設置した3つのマーカーを頂点に三角形を作って敵を囲むとメテオを落とせるというSSですが、16ターンという回転率の良さとコンスタントにダメージを稼げる点が強みです。
重複ダメージについて
エデンのメテオの威力は25万でボスをまるっと囲むと125万ダメージを稼げますが、メテオを重複させるという技術が見つかり、最大200万のダメージをたたき出せるようになりました。
というわけで本記事では弱点重複を主に取り扱っていきます。
エデン登場後、後に 高杉晋作がマーカーSS持ちのキャラとして登場しますが、ガチャ限ということもあってエデンと比較すると火力が高いです。エデンは25万の固定なのですが高杉はメテオを落とす対象が多いほど火力があがります。
1体だけ囲んだ場合はエデンと同じ火力ですが、それからロックオンする対象ひとつにつきメテオの火力に5万上乗せされるので、例えば6体囲めば1メテオあたり50万まで威力が上がります。それをボスに落とせば250万、さらに重複が成功すれば400万です。まさにロマン!
余談ですがマーカーSSを練習する時は高杉のほうがおすすめです。エデンよりスピードが高く、ラックスキルにガイドがあるからですね。わくわくは速必殺をつけると神です。
重複の原理の説明
そんなわけで最初に重複のイメージをしてみましょう。メテオは本体と弱点に1つずつ落ちますが、本体へのメテオはどこに落ちるのでしょうか・・?「三角形の中」とか「ボスの中心」でしょうか。
実は、どちらも正解です。囲んだ敵に攻撃するSSであるし、友情のメテオと同様にボスの中心に落ちます。
では、敵を三角形の範囲内に入れたのはいいものの、敵の中心まで囲めなかった場合はどこに落ちるのでしょうか。中心を囲まなかった場合は、敵の判定の輪郭と三角形の辺の交点に落ちます。輪郭と辺の交点は2つありますが、そのうち先に置いたマーカーに近い方の交点に落下します。
逆に言えば、敵の判定の中心を外せば任意の位置にメテオを落とせることになります。ということは弱点がある部分に落下位置を調整すれば重複が成功するという仕組みなのです。
重複の解説
重複の方法は4種類に分類することができます。
- 1-2 重複
- 2-3重複
- 1-3重複(非接触重複)
- ビットン重複(間接重複)
※1-2などの数字はマーカーを置く順番を指しています。1つ目と2つ目に置いたマーカーで作った直線で重複させるという意味です。
1-2重複
もっとも基本的な重ね方です。敵の中心を囲まないように気を付けながらマーカーを1つ置いてから弱点に突っ込みます。難易度自体は1反射で敵同士の間に挟まるより簡単なのでそこまで難しくはないです。慣れたら簡単です。 以下にスワイプで確認できる事例を貼っておきます。
ここで注意しておきたいのが弱点に突っ込む時です。直感的には弱点を殴る時のイメージで良さそうなものなのですが、あくまで重複に使う直線はキャラの進行ルート上。細かく言うとキャラの中心が通った軌跡になるので弱点にキャラがかすっただけではメテオは弱点に重ならないのです。
キャラの中心とヒット判定の大きさの違いを把握しておきましょう。参考イメージ画像を以下に貼っておきます。
2-3重複
マーカーを2つ置いてから弱点に触れ、メテオを重複させる方法です。。2反射でカンカンしにいくのと同じ難易度なので1-2より難易度が高いと思います。ちなみに私は一番苦手です。以下のイメージ画像をご確認下さい。
体感的なコツですが、薄めで狙う場合は、以下の画像でいうと 紫の直線が同じ長さになるのを意識するといいと思います。
1-3重複(非接触重複)
初めて見る方は最も難易度が高いと感じるかもしれませんが、ある法則を把握すればそこまで難しくはないと思います。個人的にはさっきに2-3重複よりは簡単だと思っているくらいです。(・・・とは言いつつ過去動画を見返したら過去の自分も非接触重複が最も難しいと書いていました)
なぜ難しく感じるかというと非接触型は1-3を結ぶ直線がキャラの軌跡から独立しているからです。接触型はキャラの軌跡と連動しているのでそれを頼りに狙えますが、非接触は軌跡を使えません。新感覚ひっぱりハンティングです。
だからと言って目印がないわけでもありません。何と呼べばいいのかわからないのでとりあえず・・比率と呼んでおきますが、比率をショットの参考にすると思ったほどの難しさはありません。
以下の例をご覧ください。
重要なのは2つ目のマーカーを置く位置です。上記画像では下側の壁を1:1に分けるポイントに2つ目のマーカーを置きました。すると1-3の辺が上下の壁に対して平行になります。(以後、上下の壁に対して平行なものを水平、上下の壁に対して鉛直なものを垂直と呼びます)
原理として細かい部分を説明すると長くなるので省略しますが、、とりあえず2つ目のマーカーを1:1に分けるポイント(中点)に置くと1-3の直線が垂直もしくは水平になるということです。
もっと突っ込んだことを言うと2個目のマーカーが左右いずれかの中点に置かれた時は落下位置が1つ目のマーカーと同じx座標(横位置)、上下いずれかの中点に置かれた時は同じy座標(高さ)に落下します。
つまり思考コストをわざわざ3つ目のマーカーに割く必要がなくなるのです。1-2接触重複の時も3つ目のマーカーを基本的に気にする必要はありません。ゆえに少し慣れが必要なだけで、根本的には1-2重複とそこまで難易度が変わらないわけです。
・・・とは言っても必ずしも中点を使った時に重複ができる状況であるとは限りません。そこで応用です。
よくわからないと思うのでここでは深く考える必要はありません。「何か法則性があるんだなーー」程度の理解でOKです。百聞は一見に如かず、例を見てみましょう。
上記例では上壁を1:2に分けるようにマーカーを置いています。3つ目のマーカーを置くポイントは1つ目のマーカーを置いた部分と比較して上壁からの距離が2倍の地点になります。
これはそれぞれの上壁からの距離が1:2になるからです。同様に1:3のポイントに2つ目のマーカーを置けば1:3の比になるし、1:4なら……ということでさっきの画像のように比率a:bの法則が出来上がるというわけです。
もちろんこれは接触重複のルートを考える時にも使えます。なんならマーカーSS以外でも普通に壁反射やパワーアップウォールのクエストでも使える考え方です。この比率の考え方は覚えておくと単純にショットの精度が上がるだけではなく、思考時間の短縮にも使えるので周回速度を上げたい超爆轟ガチ勢、グランプリ勢におすすめします。ついでにマーカーSSで練習するとショットの結果が露骨に表れるのでオススメです!(念押し)
実際にマーカー以外で比率を使った例を見てみましょう。デーヴァダッタSSの例です
この動画では、上壁の中点で3反射目をさせています。何反射目でもいいのですが中点を使うとキャラの軌跡がシンメトリー(左右対称)になります。この場合だと上壁を中点で反射させるという前提がある以上はデーヴァがいる対称の位置を玉が通過することになります。
つまりデーヴァから打ち出す角度と同じように対称の位置からルートを予想できるようになります。3反射分の思考をカットできているのでかなりお得だと思います。
上の例のように比率を使ったルートの考え方は他にもたくさんあるのですが、この記事はマーカーSSについて書くものだと忘れていたのでここまでにしておきます。機会があればどこかでまとめておきたいのですけど・・私も使いこなせていないので怒られてしまいそうです。
ビットン重複(間接重複)
摩利支天ボス2面のメテオ重複を知っていますか?摩利支天のボス2面の右側のビットンは実は少しだけボスの弱点と重なっているので、ビットンに落ちるメテオが弱点にも落ちます。これはマーカーSSでも同じように可能なのですが、マーカーはさらに高いポテンシャルを持っています。
摩利支天で重複させるメテオはもちろん敵の中心に、ビットンの中心に落ちます。左側のビットンは右側ほどボスに食い込んでないのでメテオがわずかに届きません。
しかし!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!マーカーSSのメテオは中心を三角形から外すことで落下位置を中心以外に落とすことができます!!!!!!!!!!!!!!!!(突然の興奮)
同様にビットンをまとっている敵は、ビットンに落ちるメテオの位置を調整することで重複できます。
これまでビットンをまとっているボスは、ビットンで減速するので重複が難しい相手でした。しかしビットン重複という新たなルート選択肢が増えてからは難易度が下がり、しかも通常の重複と比べてビットン分のメテオも含めると相手に3つのメテオが落ちるので若干ですが火力が上がるというメリットも享受できるようになりました。(エデンなら25万ダメージ分の増加)
ビットンに対しての重複も1-2、2-3、1-3の方法があります。非接触重複(1-3重複)は、ビットンをかわしながら囲めるので結構お世話になります。
高杉でビットンごと囲めば大ダメージを叩き出しますが、それを重複させるとえげつないことになりますね……。そして、弱点が表示されていなくても判定自体は存在するので無意識にビットン重複を決めてダメージが増えていることもあります。
マーカーを扱う上での細かいポイント
大きく囲みたい!
単純に大きく囲みたい時は1つ目と3つ目のマーカーを角付近に設置すると三角形が大きくなります。以下のスライドをご確認下さい!
角撃ち
マーカー同士が近すぎる場所には置けないという性質を利用して、角を狙うと1つだけマーカーを置いて戻ってくることができます。角撃ちは角に向かう軌跡と戻ってくる軌跡が一致するので便利です。(角に置いたマーカーは少しですが若干ズレる場合もあるので、その時は少しだけ軌跡がズレます)
モンストGP2019闘会議カップ(ジュニアグランプリ)の蒼弾の大盗賊でみんなやってたやつ!って言ったらわかるかな・・?
難易度が上がりますが2個目のマーカーを角に置いて戻ってくることもできます。
一方で注意しないといけないこともあります。よく起こるのが1-2重複の場合に、重複することだけを考えてしまい2つ目のマーカーが角に設置され、2つの壁に触れているのに3つ目のマーカーを置けずに速度が足りなくなってしまい失敗するパターンです。
2つ目のマーカーが角付近になりそうな場合は冷静になってルートを検討しましょう。
わかる、よくやらかすやつの話だ
メテオの落ちる順番
マーカーSSのメテオはメテオSSと違って同時に落ちないのでゲージを飛ばすのには向いていません。落ちる順番としては3つ目のマーカーを置いて停止して時点で、キャラに近い所から順に落ちます。
ヒットバック保持※マニアック注意
敵に触れてヒットバックした状態で3つ目のマーカーを置き、且つアイテムなどを拾って硬直させるとメテオの落下位置がヒットバック中の座標を参照するので少しずれます。滅多に発生しませんが場合によっては重複をミスします。対策にまで頭を回せるかは微妙なので事後で「ああそんなことあったな」程度に思い出す程度でいいです。猛者なら活用するかもしれない。
最初のマーカーは敵の内側に置かないほうがいい
カインなどの敵が壁にめりこんでいるクエストではマーカーを敵の内部に置けるのですが、内部から囲もうとすると重複どころか本体に落ちるはずのメテオが落下すらしないことがあります。
私自身もよく理解していないので、とりあえずその事態を避けるためになるべく敵の内部にマーカーを設置するのを避けたほうがよさそうです。多分2つ目以降のマーカーを内部に置く時は起きないはず……。これに関して調べている方がいたので考察に関するツイートのリンクを貼っておきます。
弱点判定も中心を外せば落下位置を調整できる
弱点判定も他の判定と同じく中心にメテオが落ちますし、中心を外せば本体同様に判定の輪郭にメテオが落ちます。判定の輪郭に落ちた時の見た目が綺麗に重なった感じがしますが、弱点に落ちるメテオが本体判定を拾わなくなるので弱点の中心を囲んだ場合より威力が少し下がります。
ただ第一に考えるべきは重複の成功なので弱点はそこまで考える必要はないです。
ブロックを貫通することがある
詳しい原理を説明しようとすると長くなるので省きます。とりあえず実戦だとブロック1つくらいの厚さなら突き抜けます。それを逆手にとって囲むことも一応可能です。厳密には壁にマーカーを設置するのにキャラの軌跡はブロックを貫通しないいつものルートなので混同しないように注意。
下の動画は加速させて無理やりブロックを貫通する例です。3つ目のマーカーを置くときだけ、そのマーカーと同じ位置にキャラが移動するのでブロックを超えることができます。いつかこの謎テクニックが輝く日がくるかもしれない…?
3つ目のマーカーを置ける条件
マーカーは同じ壁に3つ置けません。厳密には三角形の面積が条件になっているようで、面積が0に限りなく近いと置けないみたいです。この考え方だと同じ壁に3つ置くというのはもちろん面積が0になるので置けないということになります。(最初の2つが同じ壁に置けるのは設置時点では面積が0と確定してないから置けている可能性があります)
実際にマーカーSSを練習する
おおまかな仕組みは理解できたと思うので実際に重複の練習をしてみましょう!!!!!
・・・とはいっても普通に難しいので、解説を読んだだけでは使いこなせません・・。でも「結局は練習です!」「経験です!」と投げ出すのもよくないので、練習でのアドバイスをいくつかします。
練習をするクエスト選び
練習をするクエスト選びですが、高杉かエデンをつれていけるところならなんでもいいです。ギミックもエデンがワープに阻害されなければ問題ありません。道中もどのみちSS貯めに時間をかけるのでザコ処理速度などは考慮する必要はありません。コンティミュニン富豪ならDWで焼いてコンテすることでSSを一気に溜めるのも選択肢に入るので、DWやニードルパネルなど、自傷できるギミックで選ぶのもありです。
そして、ブロックがあると難易度が跳ね上がるのでなるべく避けましょう。
個人的にはおすすめなのはポルターガイスト、桃太郎、クィバタ辺りです。
特にポルターガイストは
- 道中にザコがふんだんに登場するのでSSが貯まりやすい
- 一方で呼び出しザコを早めに対処すればあまり阻害されない。
- 弱点の位置が素直(重複を狙う上で勝手にボスの中心が三角形から外されやすい)
- ボス戦の1面と2面にビットンを纏うのでビットン重複を狙いやすい。
- 単純に選択肢が多いのがうれしい。
- エデンも高杉もギミック適正。
- DWもそれなりに回避しやすい。
- 意図的に焼くこともできる。
- かわいい。特に神化がすき。
- 音痴属性あるのがいい。
- 書庫にあるので毎日できる。(書庫ポイントという制約はある。)
などとメリットが多く、今回の参考動画も主にポルターガイストで録画しました。やりこむと良くも悪くも「あっ!このルート進研ゼミでやったところだ!」となるので飽きたら違うクエストを選びましょう。
速度という制約
ルート構築で忘れがちなのは速度という制約です。壁際では停止直前のズバって貫く感じでギリギリ届くという場面もありますし、逆に敵に多段して思ったより止まるのが早かったという場面もあります。
多段などは感覚で覚えるしかないですが、(そもそも事前にわかるのか?)基本的にはだいたい5貫通が上限だと思っておきましょう。
言葉にできない
うまく言葉で説明できないので画像で説明します。以下の接線に対して垂直のほうが猶予が広いので成功しやすいです。非接触重複でも同様です。
まぁ慣れってことだ(よくわかってない)
終わりに
細かい部分というより自分が知っている限りのことを書こうと思っていたので予想通りかなり長い記事になってしまい申し訳ありません。まだ物足りないという戦闘狂の方々は最後にSS集の動画を貼っておくので参考にしてください。
もう一度言いますが重複の練習は間接的に反射精度を向上させます。現環境でのマーカーSS持ち、書庫での汎用性が高かったエデンはシュリンに呑まれ、神殿適正の高い高杉は神殿アップデートで相対的に使用頻度が減り、刹那の登場にトドメを刺された状態ですが・・練習して損はありません。高杉は上級者にとっては未だに一線級の破壊力を持つSSです。・・・いや、上級者も使わないけど。
それはそれとしてもうひとついい点があって、マーカーSSはマルチプレイや配信向けでもあります。重複を成功すれば湧くし、逆にかすりもしなければネタになります。どちらに転んでも楽しいし、娯楽の面でも練習の面でも活きるマーカーSSをマスターしましょう!!!!
おまけのSS集
ごーずさんによるマーカーSSの配信ダイジェスト
ということで、今回はフェニさんに寄稿記事を頂きまして 上級者向けテクニックを紹介させて頂きましたっ! Twitterはこちら
「これを世に伝えたいんじゃ!!」って言う熱い何かがある方、寄稿記事いつでもお待ちしておりますっ! (しかし、これめっちゃいい記事じゃね・・?)
役にたったなぁとかって思ったら是非シェアとかしてもらえるとうれしーですっ!(俺何もしてないけどな!!)